旅行会社で働いている友達から、「一生のお願い!」と懇願されて、先日とあるツアーに参加してきました。ツアー名は「釣りガール・山ガールin鹿部町」。鹿部町というと、なかなか訪れる機会も少ない町かとは思いますが函館のちょっと上、コチラです。
やはりツアー名の通り、鹿部町は駒ヶ岳山麓の一角に広がる漁業もさかんな町。釣りガールでも山ガールでもない私ですが、ここは腹をくくって参加し流行りに乗ることにしました。参加者は、20代から40代とおぼしき妙齢のガール達! バスの中は妖気、いえ、熱気でムンムンでした。
札幌からおよそ4時間で、鹿部町に到着! 美しい内浦湾をのぞむ小さな町に漂う潮のにおい。いいですね~。まずはぺこぺこのお腹を満たすべく向かったのは、「大寿し」さん。街で人気の寿司店で、通常は夜しか営業していないそうですがこの日は、私たちのために開けていただいたそう。たっぷりの新鮮魚介に舌鼓を打ちました。
お次は、人気観光スポットである「しかべ間歇泉(かんけつせん)公園」へ。間歇泉とは周期的に地面から噴き出す温泉のことで、コチラは大正13年に温泉を掘っているときに偶然見つかった日本でも大変珍しいもの、だそうで初めて知りました。
そうして、いよいよツアーのメインイベントである釣りのため鹿部漁港へ向かうと、地元の若手漁師たちが準備を整えて出迎えてくれました。私の頭の中には、TV番組「もてもてナインティナインお見合い大作戦」の佐藤B作の「バースが来たぞ~!!」の雄たけびがこだまし、自分が鹿部で嫁になるかのような錯覚にとらわれましたが、やはり錯覚にすぎませんでした。
・・・さて、舟釣りをしたい友は船にのり沖へ、船が苦手な私は一人さみしく磯釣りに挑戦。でも、若手漁師たちが親切に教えてくれました。小さかったですが、チカやサバなどを釣り上げ、静かに喜びを噛みしめました。
夜はそのまま漁港で海鮮バーベキューとなり、友が釣ってきたアブラコや地元漁師たちが持ってきてくれた新鮮そのもののツブやホッケ、イカなどを堪能。
やっぱり旅の醍醐味って、食と人だな~と実感。普段はなかなか知ることのない、漁師の生活なども聞けておもしろかったです。
翌日は、残念ながら雨が降り、予定していた駒ヶ岳登山は叶わなかったものの、パワースポットとうたわれる「大沼駒ヶ岳神社」や「はこだてワイン」に行くことができ、それはそれで十分楽しめました。
バスツアーもなかなかいいもんです。北海道には、鹿部町のようにまだまだあまり知られていないユニークな町があるはずなので、こういうアイデアを凝らしたツアーをどんどん開催してほしいです!