ずいぶんとご無沙汰してしまいました。
たてのです。
つくづく自分の体が健康なことに感謝します。
最近話題になっている「義男の空」という漫画を読みました。
国内でも数少ない小児脳神経外科医である北海道在住の高橋義男さんと、その「仲間(かぞく)」の物語で、我が子とともに難病と闘う家族の厳しい現実に対し、患者、家族とともに治療に当たる高橋医師の強さや愛情の深さを生い立ちから追っていきます。
この作品は札幌の有限会社エアーダイブが設立した、自社で制作から出版、販売までを一貫して手がける道内初のドキュメンタリー漫画プロダクション「Dybooks(ダイブックス)」の第1号作品で、全6巻の発刊を予定しているそうです。
テレビの特番などでも目にすることが多いですが、世の中には本当に様々な、治療が困難な病気があり、それに苦しんでいる人と、その家族が確かに存在します。
自分や、自分の周りの人間が実際にそんな境遇にならなければ、病気の当事者…という言い方からしてすでに距離を感じますが、そんな境遇にある人たちの本当の苦しみや悲しみを理解することも、気付いてあげることすらも出来ないのだと思い知らされます。
未読の方も多いでしょうから、詳細はぜひ一度手にとって確かめて欲しいのですが、前述の難病を抱える人と、その家族について考えさせられることと、
近年「三丁目の夕日」などをはじめとする、昭和を感じさせられるというか、ノスタルジックなムードが味わえる作品になっていると思います。
個人的には特に、『現代編』の今後が気になっています。
2巻の発売が待ち遠しいですね。